Gemini 4 Argonとは
Gemini 4 Argonは、Googleが2026年10月13日に提供を開始した、複雑で長時間の業務向けフロンティアAIモデルです。コード開発、財務・法務文書、サイバー防御、科学・数学、画像や動画を含む資料分析を主な対象にしています。
APIのモデルIDは gemini-4-argon です。Gemini API、Google AI Studio、Gemini for business、Google Antigravity、Geminiアプリなどから利用できます。
主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入力 | テキスト、画像、音声、動画 |
| 出力 | テキスト |
| コンテキスト | 入出力合計で最大100万トークン |
| 思考レベル | low、medium、high(既定はmedium) |
| モデル構造 | ネイティブマルチモーダル対応のSparse MoE Transformer |
| 知識カットオフ | 2026年3月 |
向いている用途
- 大規模コードベースをまたぐ設計、実装、リファクタリング
- 表、グラフ、画像を含む長い財務・法務資料の分析
- 複数段階の調査、レポート作成、業務エージェント
- 科学・数学問題や機械学習開発
- 防御目的の脆弱性調査と修正
Googleのモデルカードでは、Vals Index、DeepSWE v1.1、長文脈のGraphWalks、Chartographyなど複数の評価結果が公開されています。ただし、提供企業の異なるモデルを比較する場合は、プロンプト、ツール、推論設定、採点方法が一致しないことがあります。導入時は自社の代表タスクで再評価してください。
API料金
2026年11月30日までの導入価格は、100万トークンあたり入力2ドル、キャッシュ入力0.10ドル、出力10ドルです。2026年12月1日以降は入力4ドル、キャッシュ入力0.20ドル、出力20ドルになる予定です。
APIとGoogle AI Studioでは無料枠の対象外です。Geminiアプリや企業向けサービスの利用条件は、契約プランと提供地域によって異なるため、利用画面で最新情報を確認してください。
導入時の注意点
- 明示的なコンテキストキャッシュには対応せず、4,096トークン以上のプロンプトでは暗黙キャッシュが自動適用されます。
temperature、top_p、top_kは指定しても無視されます。- 64Kトークンを超える長い出力にはバックグラウンド実行が推奨されています。
- 難しい処理は数分かかる場合があるため、APIクライアントのタイムアウト設計が必要です。
- 基盤モデル共通の限界として、誤情報やタイムアウトが発生する可能性があります。
詳しい比較と選び方はGemini 4 Argonレビューで解説しています。GPT-6.1 SolやClaude Fable 5.1とも用途と総コストを比較してください。
